W杯決勝、勝つのはどっち? 芸術性に効率性を身に付けたスペインvs神の子メッシと結束のアルゼンチン

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「今のアルゼンチンは<メッシと頼れる仲間たち>」

 スポーツ新聞社のアメリカ駐在員などを務めたジャーナリストの藤江直人氏は「アルゼンチンのメッシ以外の選手のポテンシャルは、優勝した4年前のカタール大会よりも上。他選手が持てる力をフルに発揮すれば大きな力になる」とこう続ける。

「カタール大会でアルゼンチンは<メッシと愉快な仲間たち>と形容された。絶対的なメッシの周りで<メッシを引き立てるために他選手が喜んで走り回る>姿を表した言葉だが、今のアルゼンチンは<メッシと頼れる仲間たち>と言い換えるべきだ、と思わされるほど充実している。結束力の強さも決勝では鍵を握るでしょう」

 準決勝イングランド戦で劇的決勝ゴールを決めたFWラウタロ・マルティネスは、所属先インテルのエースFWとしてセリエAの得点王を獲得。アルゼンチン代表の主軸FWとしてW杯に勇躍乗り込んだ。

 1次リーグ3試合とラウンド32に先発起用されたが、4試合とも不発続きで後半途中にベンチ送り。ラウンド16以降はサブに降格となった。ロッカーで首脳陣に噛み付いてもおかしくない状況でも、不平不満を封印したラウタロは値千金の決勝弾を叩き込んだイングランド戦の終了直後、ピッチ上でメッシと抱擁しながら涙を流し続けた。

 ラウンド16のエジプト戦では0-2から逆転勝ちを収め、準々決勝スイス戦では延長戦を含めた120分の死闘をモノにしたアルゼンチン。スペインにとって容易ならざる相手であるのは間違いない。

 激闘の末に優勝杯を掲げるのは──。

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