ドジャース球団売却の可能性…共同オーナーに当局捜査、レイカーズは買収10カ月で手放す
一方、レイカーズの事例は投資の対象としてのプロスポーツチームという点だけでなく、大リーグにも少なからぬ影響を与えると考えられる。なぜなら、レイカーズを売却するのは、ドジャースの共同所有者でもあるマーク・ウォルターだからだ。
2012年にドジャースを当時の大リーグの最高額である21億5000万ドルで買収してプロスポーツ界に進出したウォルターは、14年に女子プロバスケットボールのスパークス、22年には英国プロサッカーのプレミアリーグのチェルシーに投資し、昨年10月にはレイカーズを100億ドルで買収した。
だが、ウォルターは、自らが運営するTWGグローバルホールディングス傘下の保険会社が徴収した保険料をスポーツ事業に投資し、その内容を財務報告に適切に記載していなかったとして当局の捜査を受けている。投資自体は合法的ながら、投融資先の情報が詳細に開示されていなければ違法となる。
買収から10カ月でレイカーズの売却を決めたのは、TWGがグループ内で行っている投融資をいったん買い取り、グループ外の投融資に振り替えるための資金確保のためとみられる。そうなれば、高額での売却が見込めるドジャースを手放す可能性が高まる。
現時点で球団側は、売却は観測にすぎないと否定する。だが、すでにチェルシーの売却を交渉しているという観測もあるだけに、今後の捜査次第でドジャースがウォルターの手を離れる日も遠くないかもしれない。



















