“情け容赦なく選手を切る”ソフトバンクはなぜ選手に人気? 日本一連覇を支える徹底した「アメとムチ」
それでもソフトバンク入りを望むアマ選手は多い。「アメ」があるからだ。筑後のファーム施設は12球団屈指。結果を残せば報酬も大きい。日本プロ野球選手会の調査で今季の日本人支配下選手の平均年俸は12球団最高の8706万円。昨年の日本シリーズで日本一決定弾を放った野村勇(29)は、3100万円増の推定5200万円で更改。「リーグ優勝、日本一に貢献してくれた」と評価されたと明かした。ポストシーズンでは、活躍に応じて、査定ポイントがアップするという。
情け容赦なく選手を切る半面、必ずしもその後の生活まで見放すわけではない。退団後の受け皿も、大企業グループの強みだ。2014年に日本一の翌日に戦力外となった江尻慎太郎氏は、球団からスカウト職か一般企業への転身を提案され、翌年グループ会社に入社した。星野大地氏、吉本祥二氏、森山孔介氏も退団後にソフトバンク本社に就職するなど、グループ企業で再出発した実例は少なくない。
ホークス流の「アメとムチ」が機能し続ける限り、常勝時代は続きそうだ。


















