(40)「何かあっても仕方ない」と思える覚悟はありますか?
おかんがひとりで安全に暮らしていくために何が必要なのか。
要介護度3なのでそれなりの介護サービスは使えるはずだが、何を優先させるかで迷っていた。こういう時に頼るべきは地区の包括支援センターだろう。早速アポイントを取り相談に行くと、おかんが転んだ時に世話になった保健師が話を聞いてくれた。
結論は予想通りだった。訪問介護や配食サービスを利用すれば生活はできる。けれど、この手のサービスは一時的に人が来るだけなので、おかんの状態を聞く限りひとり暮らしは「危険」と言わざるを得ない。サ高住を出るなら新たなケアマネが付くことになるので、その人とよく話し合い、家族がどれだけサポートできるかよく考えるべきと諭された。
アドバイスを受け、ある人の顔が浮かんだ。最初におかんのケアマネになってくれた川石さん(連載7で登場)だ。あの人ならおかんの頑固さを理解した上で上手にサポートしてくれるはず。早速電話すると、こちらが挨拶をする前に「お久しぶりです」と出てくれた。一度担当した家族の電話は登録しているので、すぐに思い出してくれたもよう。この対応だけで「さすが」と思った。


















