子供の薬は何に混ぜる? 中学生が確かめた「苦みの消し方」
10月に新潟で開かれた日本薬剤師会学術大会で、ひときわ目を引くポスターがありました。新潟明訓中学校の生徒が新潟薬科大学と共同で行った「薬の苦みを和らげる食品」の研究です。成果は日本医療薬学会の学術誌「医療薬学」にも論文として掲載されています。
まず中学生40人に聞いたところ、薬を飲むのが「嫌」と答えたのは45%で、その理由の83%が「苦み」でした。薬を食べ物に混ぜた経験では、アイスクリームが最も多く、服薬補助ゼリー、ヨーグルトが続きました。次に中学生40人と教員23人が、苦い薬の代わりにゴーヤーの粉末を使い、さまざまな食品と一緒に口に含んで苦さを評価しました。水と一緒の場合、中学生は教員より苦みを強く感じており、若い世代ほど苦みに敏感なことがうかがえます。冷たい水や温かい水では、中学生はかえって常温の水より苦く感じていました。
食品では、チョコレートシロップなどの甘いもの、のり佃煮やみそ汁などの塩味、バターや生クリームなどの油脂で苦みが和らぎました。一方、レモンジュースや無糖ヨーグルトといった酸味のある食品は、教員には効果があったものの、中学生では苦みを下げませんでした。


















