「フランスの暴動はイスラム系移民の仕業」…11.3米中間選挙で追い込まれた共和党がすがる虚偽情報
フランスでの大規模な抗議行動が、来月3日のアメリカ中間選挙の武器になっている。「デモと破壊行為はイスラム系移民によるもの」という虚偽情報が、共和党MAGA支持層によって拡散され、「民主党が勝てばアメリカもこうなる」という恐怖の物語に書き換えられている。
フランスのデモは、高校生による学校環境の悪化への抗議だったのが、物価高や生活苦への不満と結びつき全国に広がった。
ところが今月中旬、暴徒による破壊行為が発生すると、欧米の極右アカウントがそれを移民と結びつけ始めた。イーロン・マスク氏も「移民による侵略」を示唆する暴動映像を拡散。バンス副大統領は、「西洋のリベラル派は、多様性と寛容の名の下に、第三世界をフランスなどに持ち込んだ」と投稿した。アメリカでも民主党が勝てば同じ状況になると警告。移民が西洋文明を破壊するという恐怖を広めている。
だが、移民が破壊行為の中心という証拠はない。
投稿の多くは、破壊的な映像を繰り返すことで、運動全体を暴力的に見せている。AI生成画像や他国での古い暴動映像まで使われている。略奪を止めようとする女性の映像が「移民を受け入れたために報いを受けた」としてバズったが、彼女を移民歓迎派に仕立てた写真は合成だった。


















