個人情報漏洩「お見舞い金」の相場は? タイムズカーは146万人に3000円
企業・団体へのサイバー攻撃で個人情報の漏洩が相次いでいる。GMOインターネットへの攻撃では、FX口座の不正取引が発生する実害がついに報告された。情報漏洩による損害賠償の相場はどれくらいなのか?
■タイムズカーの補償対象は「顔写真」が漏れた人たちだけ
〈このたびは、多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますこと、深くお詫び申し上げます。本件により、漏えいが確認されたお客様の個人情報について、ご案内申し上げます〉
タイムズカーを運営する「パーク24」は、個人情報が漏洩した会員に対しHP上でこう謝罪している。
不正アクセスで流出したのは、氏名や住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、免許証情報を含む662万8007件。タイムズカーはそのうち、「本人確認書類画像データ」が流出した146万4800件(人、法人)のみに対し「3000円相当の現金または金券をお渡しする」としている。
記者もタイムズカーの会員の一人。マイページから確認すると、「氏名/住所/生年月日/電話番号/メールアドレス」「免許証情報(画像を除く、免許証番号/免許証種別/有効期限)」「会員管理およびシステム運用のための識別情報(当社内部で使用している管理情報)」が外部漏洩したと記されている。
ただし、「免許証情報(画像を除く)」とあるので、補償の対象にはならないという。
「〈画像を除く〉と記載されている会員様に関しては、補償の対象外となります。いわゆる顔写真は流出しておりません」(タイムズカー問い合わせ窓口の担当者)
この場合、顔写真が流出していないことを喜ぶべきかどうか。少なくとも携帯電話番号や個人のメールアドレスなどは全部漏れてしまっている。タイムズカーが補償の対象とした「画像」と、ほかの個人情報の線引きは曖昧なままだ。さらに、「3000円」という金額が妥当なのかについても疑問の余地がある。そこで都内の法律事務所が「集団訴訟」の準備を進めているという。
一方、FX取引サービスの「GMOインターネット」は、不正取引による損失補償のほか、被害が確認されていない利用者も含め全員に「5000円の見舞金を支払う」と発表している。

















