価格維持を貫く「サイゼリヤ」までついに…値上げ続く外食産業はもう限界
サイゼリヤは10月29日に価格改定を実施する。「ミラノ風ドリア」は現状の300円から320円に、400円のメニューは420~430円になる。改定率はメニュー全体で平均6%。これまで価格維持に向けてさまざまな施策を進めたものの、食材不足や原価上昇を吸収できない事態が発生していたという。
「都市圏を中心とする店舗賃料の上昇が背景にある。外食産業では契約更新のタイミングでオーナーが賃料引き上げを求める事例が増えており、サイゼリヤもそれに備えているのだろう。サイゼリヤはこれまでメニュー数を絞り込むなど、コスト削減に努めてきた。他の手段は残っておらず、値上げに踏み切った」(外食関係者)
2023年度のメニュー改定ではパスタの大盛りを廃止し、商品数を約140から100程度に縮小。価格を据え置いた。前回の価格改定は20年7月に実施した「9円」表示の廃止で、値上げ幅をおおむね1円に抑えた。近年における本格的な値上げは今回が初となる。
むろん、昨今のインフレ下でサイゼリヤの価格維持は異例だ。各社はコロナ禍以降、段階的に値上げしており、牛丼並盛の価格は300円台後半から400円台後半に上昇した。マクドナルドの「ハンバーガー」は110円から190円に。丸亀製麺の「かけうどん」並は300円から440円になった。


















