総会で年寄り100人画策 貴乃花親方「辞めろ!」の連判状

公開日: 更新日:

 26日に行われた相撲協会の理事会で、八角理事長(54=元横綱北勝海)の続投が決まった。対立候補もなく、満場一致での決定。記者会見では暴力問題が相次いだことを受けて、「問題を一つ一つ解決していくのが私の役目だと思っている。ファンを裏切ることがないように、暴力、その他の不祥事が起こらないように取り組んでいく。(再発防止の)研修会など、できることは粘り強くやっていく」と決意を述べた。

 理事会に先立って行われた評議員会では、評議員と監事が一部刷新された。現職の神山敏夫監事は、「裏金顧問」こと小林慶彦元顧問と共に貴乃花親方(45)の同志のひとり。協会相手に地位確認の裁判を起こしている元顧問側の証人になるはずだった。それが今回で任期満了となり、貴乃花一派の役員は一掃されたことになる。

■生活基盤を脅かす

 これまで協会に刃を向け続けていた貴乃花親方の言動が百八十度変わったのは、弟子の貴公俊の付け人暴行事件がきっかけだった。「これからは一兵卒としてやっていく」「すべてをゼロにしてスタートする」などと発言。3月場所の会場の役員室にもきちんとつめるようになり、23日には日馬富士暴行事件における協会の対応などを問題視した内閣府への告発状を取り下げることも示唆した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 格闘技のアクセスランキング

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  3. 3

    横綱大の里が抱える“厄介な悪癖”…パワーだけでは勝てない「幕内の壁」が立ちはだかる

  4. 4

    横綱大の里に舞の海氏「深刻な病、悪い癖」…V戦線に踏みとどまるも方々から辛辣意見殺到

  5. 5

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  1. 6

    元横綱・白鵬の「師匠代行」玉垣親方の素性と評判…異色の経歴、27歳で角界入りの元教師

  2. 7

    大相撲平幕Vが早くも「平成31年間の9人」に並ぶ… 今後も止まらぬ番付崩壊、プロアマの差はないも同然

  3. 8

    いとうあさこ似を自認・琴栄峰央起の“美四股”は角界随一、兄・琴勝峰の影響で高卒プロ入り決意した

  4. 9

    二所ノ関部屋・大の里が未成年に飲酒強要疑惑…相撲部屋のイジメは永久になくならないのか?

  5. 10

    元大関・朝乃山の幕内復帰が秒読みへ…コロナ不祥事や大ケガ経て磨かれた精神力で幕下を2場所で通過

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督