裏金安倍派幹部・下村博文氏にチラつく“引退”の二文字 出陣式での「最後の最後の戦い」に現実味

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 人生100年時代、後期高齢者も働かざるを得ない時代とはいえ、諦めの悪い元議員には有権者が引導を渡してしかるべきだ。

 そのひとりが東京11区(板橋区の一部)の下村博文元文科相(71)だ。裏金事件の震源地となった旧安倍派の元幹部である。下村氏はきのう、東武東上線「大山駅」近くで出陣式を開き、選挙戦をスタート。支援者やメディア関係者など約70人の聴衆を前に「今回はもう命をかけて、最後の最後の戦いだと思う」と“負けたら終わり”の覚悟を漂わせた。

 もっとも、裏金事件への言及は「残念ながら前回の(2024年)選挙は『私自身の問題』で不信感を与え、当選することができませんでした」のひと言だけ。昨年の公判で旧安倍派の元会計責任者がパーティー収入の還流再開を求めた「ある幹部」を下村氏だと認めたが、下村氏はかたくなに否定。両者の認識は依然としてズレたままだが、どこ吹く風である。

 異様な「サナエ人気」にあやかりたいのか、出陣式でも、その後の成増駅前の第一声でも、わざわざ「『高市』自民党」を連発。「高市自民党を支持していただけるのか、それとも日本が停滞したままになるのか。それが今、問われる選挙だ」と強調し、1996年の初当選から落選するまで9期28年間も支持されたことに触れて「まだ皆さんの役に立つ政策、政治が実現できていない」「何の恩返しもできていない」と声を震わせた。

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