「気が散る男はすぐ太る」笠井奈津子著

公開日: 更新日:

「若い頃と比べて太った」「メタボが解消できない」と悩む中高年には、“集中力の低下”という共通点が見られる。そして、集中力を取り戻す食生活を心がけることこそがダイエットの近道と言うのが、栄養士の資格を持つ著者だ。

 例えば、仕事中のリフレッシュとして甘い缶コーヒーを飲む人は多い。脳に糖分を与えることで、作業の効率は上がると思われがちだ。しかし、実際にこれは逆効果であり、その原因は糖分を分解するためにビタミンB群が大量に消費されて欠乏することだという。ビタミンB群は神経伝達物質の材料でもあり、これが減少すると精神的に不安定になって集中力も欠いてしまう。

 ダイエットも仕事の効率化も、食生活ひとつにかかっているのだ。
(大和書房 1300円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪