「関西電力と原発」矢野宏、高橋宏著

公開日: 更新日:

■関西発の原発事情テキスト

 原発問題を身近な問題として、あらためて考えるための関西発のテキスト。

 福井県の若狭湾沿岸は、関西電力の各原発など、14基もの原発が立ち並び、関西の大都市へ電気を供給する日本一の原発銀座である。

 ある調査によると、そのうち関西電力の美浜原発3基は即時廃炉にすべき原発、大飯原発も危険度総合ランキングのトップに名を挙げられている。若狭湾一帯に存在する巨大な活断層による大地震や、原発事故が起きた際の琵琶湖への影響などをシミュレーションし、それに対する関西電力の安全対策にも言及。さらに原発再稼働派の本音など、さまざまな視点から関西の原発事情を解説する。
(西日本出版社 1500円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    ドジャース大谷の3年連続本塁打王に超強力ライバル…ベテラン2人が「新規大型契約」狙い目の色変える

  4. 4

    松本潤はやっぱり“持っている男”だった! 主演の7月期TBS日曜劇場はヒットの条件が勢揃い、「どうする家康」の汚名返上へ

  5. 5

    いとうあさこ「過去の不倫」告白もダメージゼロ! 本物の“お嬢様”が持つ愛され要素

  1. 6

    阪神藤川采配の奇々怪々…「佐藤輝明を三塁に固定、ヘルナンデスを外野で使うのが普通やろ」

  2. 7

    【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上

  3. 8

    備蓄米で不当に儲けている? ネットにあふれる「コメ高騰は卸売業者が元凶」ウワサの真偽

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    国民民主党ブームはジ・エンドか…玉木雄一郎代表「備蓄米は動物の餌」発言に批判殺到