『誤解だらけの「食の安全」』有路昌彦著

公開日: 更新日:

“家庭で作ったパンと違い、市販のものがなかなかカビないのは薬漬けの証拠、食べ続けるのは危険だ”

 世の中には食品についてのこんな噂があるが、本当なのか。「食べ物に関する風評被害の防止方法の開発と実践」をテーマに研究している著者によると、市販のパンが腐らないのはパン工場が台所の何倍も清潔で、袋詰めされた後では腐りにくいから。そもそもリスクゼロの食品などなく、流通している食品は「十分低いリスクに抑えられた食品」だそうだ。

「安全と安心は違う」「風評被害は安全と安心の違いで生じる」「怖がり過ぎがむしろ危険を選ぶ」「リスクは量である」の4つの基礎知識があれば、リスク情報特有のウソを見分けられるという。危険な食品に恐れおののく人に薦めたい一冊。

(日本経済新聞出版社 850円)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年金8兆円消えた…姑息GPIFが発表「今後失う」衝撃の数字

  2. 2

    西村まさ彦が“乳がん離婚宣告”報道に「ハメられた」と困惑

  3. 3

    中国の“弱点”三峡ダムが決壊の危機…世界中で株価の暴落も

  4. 4

    ガッキー知人が悩み明かす「実年齢とのギャップに違和感」

  5. 5

    老舗経済誌が安倍首相批判を特集した理由 編集長に聞いた

  6. PR
    在宅ワークにSOYJOYを激推ししたい理由

    在宅ワークにSOYJOYを激推ししたい理由

  7. 6

    韓国俳優と熱愛報道 綾瀬はるかが亡父に誓った結婚の執念

  8. 7

    久米宏は日本のテレビやラジオにまだ必要だ

  9. 8

    西村コロナ担当相がイラつき激高 “逆ギレ会見”に批判殺到

  10. 9

    安倍首相「自画自賛ウソ会見」と何も突っ込まないお粗末記者

  11. 10

    渡部と東出の不倫で好機 田辺誠一&大塚寧々夫婦株が急騰

もっと見る