「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」古谷彰子著 柴田重信監修

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 時差ボケを解消するポイントに、食事のタイミングがあることをご存じだろうか。

 体の中で一日のリズムを刻む体内時計は、10時間ほどの絶食の後で食事を取ると、たとえ夜でも「朝が来た」と認識し、それまでのリズムをリセットして一日のスタートを切るよう体内の機能を働かせるのだという。

 そして、体内時計を動かしてリセットさせるのに役立つ食材が、インスリンの出やすい穀類のでんぷん。一方、肉や野菜などインスリンの出ない食材では、体内時計が動きにくいそうだ。

 このような時間栄養学について解説する本書は、“何を食べるか・食べないか”ではなくて、“いつ食べるか”という視点から、肥満解消や病気予防に役立つ食事法を伝授していく。

(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1400円)


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