怪奇・魔界編

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「カンナ 京都の霊前」高田崇史著

 出雲の老人と面会を果たした竜之介は、諒司に導かれ京都へと向かう。出雲の老人から全面的な支援を約束されたものの、自分が月読尊の月神を奉斎する集団「玉兎」の血を受け継ぎ、天皇の地位に就いてもおかしくないほどの人間であることがいまだに信じられない。

 そして、伊賀・出賀茂神社の跡取りの甲斐は、自分をかばって毒矢を受け、意識不明が続く婚約者の聡美に心を残しながらも父、そして貴湖の祖父・丹波らに命じられ、京都に向かう。月読神社の裏手の山中に玉兎の本部があり、そこにいるはずの諒司と竜之介の動向を探れと言うのだ。

 カンナ・シリーズ完結編。ついに出賀茂神社の社伝「蘇我大臣馬子傳暦」の秘密が明らかになる。

(講談社 640円+税)

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