「女たちの審判」紺野仲右ヱ門著

公開日:  更新日:

 刑務官を務める母里直はいとこの由紀子に懇願されて、死刑囚の梶山智樹にひそかに手紙を届け、由紀子が智樹の娘を産んだことを伝えた。智樹は一目、娘の顔を見たいと、親しくなった刑務官に頼んで糸鋸を手に入れ、窓の格子を切断して脱獄を図るが、看守に発見されて失敗に終わる。直はバス停で気分が悪くなった女性を助けるが、彼女は智樹に死刑判決を下した裁判官、羽田の妻だった。羽田は死刑を選択したことを悔やんでいた。やがて、智樹に死刑が執行される。

 心理研究職、刑務官としての経歴をもつ2人の著者が、共作で1人の死刑囚をめぐる人々の苦悩を描いた小説。(日本経済新聞出版社 1600円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    豊洲市場の事故現場は“血の海”だった…目撃者は顔面蒼白

  2. 2

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

  3. 3

    宮沢りえホクロ取って正解? 鑑定歴25年の占い師に聞いた

  4. 4

    ホクロ除去した宮沢りえ 本当の目的は森田剛との“妊活”か

  5. 5

    森友問題のキーマン 体調不良を理由に「出廷拒否」の仰天

  6. 6

    豊洲市場開場から1カ月…腐敗臭に続きの床が「穴」だらけ

  7. 7

    カラオケ番組で「素人」得点…武田鉄矢が画面から消えた?

  8. 8

    村上春樹は75年卒…人気作家はなぜ「早大」出身が多いのか

  9. 9

    BTSと東方神起は紅白落選…TWICEだけが残ったワケ

  10. 10

    音痴で恥ずかしい…カラオケ下手が目立たない曲の選び方

もっと見る