「女たちの審判」紺野仲右ヱ門著

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 刑務官を務める母里直はいとこの由紀子に懇願されて、死刑囚の梶山智樹にひそかに手紙を届け、由紀子が智樹の娘を産んだことを伝えた。智樹は一目、娘の顔を見たいと、親しくなった刑務官に頼んで糸鋸を手に入れ、窓の格子を切断して脱獄を図るが、看守に発見されて失敗に終わる。直はバス停で気分が悪くなった女性を助けるが、彼女は智樹に死刑判決を下した裁判官、羽田の妻だった。羽田は死刑を選択したことを悔やんでいた。やがて、智樹に死刑が執行される。

 心理研究職、刑務官としての経歴をもつ2人の著者が、共作で1人の死刑囚をめぐる人々の苦悩を描いた小説。(日本経済新聞出版社 1600円+税)



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