「東京都セレブ区福祉部」山谷哲夫著

公開日:  更新日:

 渋谷区は特別区民税が約411億円にも上る裕福な区だが、生活保護など福祉のお世話になる住民も存在する。福祉部の職員は壊疽(えそ)で足が腐った老婆を抱えて病院を探したり、ドロドロになった行き倒れの死体のそばにある財布の中身を確認するという過酷な仕事に従事している。

 その一方で、税金にたかる白アリ公務員もいる。元区長が職員組合の支援で当選したことから、見返りとして組合員や区議のコネのある人間を〈単労〉として大量採用した。清掃、用務、給食など単純労務の職員なのに、年収は800万~1000万円にもなる。

 15年間、区民オンブズマンを務めた著者が見た、渋谷区政の実態をえぐるリポート。(現代書館 1700円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    唯一トラックマン未導入でも…勝てる広島の「データ戦略」

  8. 8

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  9. 9

    巨人が4年連続V逸…広島をマネしたくてもできない断末魔

  10. 10

    赤っ恥最下位で阪神OBが提言「大山を4番三塁に固定して」

もっと見る