今こそ知りたい大人のための日本の歴史本特集!

公開日: 更新日:

 ほかにも、東アジアや世界全体と連動する日本の動きを概観するための各時代の東アジア全図と世界史概観地図、時代の特徴をつかむための絵画や史料、キーパーソンとなった人物のエピソード、資料を読み解くための考察やコラムなどが盛りだくさん。学参扱いにするのはもったいない、大人の好奇心を十分に満たしてくれる編集の工夫が憎い。

 しかも、これだけのボリュームにもかかわらず、学校市場メーンで販売していたため税抜き857円という破格の価格設定。書店ルートに出したところ兵庫や大阪の書店から火がつき、関東にも波及して異例の大ヒットとなった。別冊付録には、図版から各時代を読み解くためのポイント解答付きだ。歴史好きなら本の中にとことん引き込まれてしまうこと請け合いだ。 (帝国書院 857円+税)




最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒