今こそ知りたい大人のための日本の歴史本特集!

公開日: 更新日:

「古代史研究の最前線 邪馬台国」洋泉社編集部編

 江戸時代の本居宣長と新井白石の論争から始まり、今なおさまざまな説がある邪馬台国研究の分野。魏志倭人伝や日本書紀などの文献からのアプローチや、遺跡や考古遺物からの研究で畿内説と九州説の2大候補地の所在地論争が勃発した後、長崎県島原半島説、甘木・朝倉説、宇佐説、徳島説、吉備説、出雲説、安房説など50以上の候補地が登場し、ついには「邪馬台国はなかった」という説も出現する状況下にある。各分野の第一線の研究者による本書は、魏志倭人伝の読み方から邪馬台国前後の時代への考察、記紀や考古学や東アジア史との関連性などにも言及。古代史の全体像を浮かび上がらせながら、日々更新されていく邪馬台国研究の今に迫る。(洋泉社 1600円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  4. 4

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  2. 7

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  3. 8

    Snow Manの強みは抜群のスタイルと、それでも“高みを目指す”チャレンジ精神

  4. 9

    小室眞子さん最新写真に「オーラがない」と驚き広がる…「皇族に見えない」と指摘するファンの残念

  5. 10

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か