今こそ知りたい大人のための日本の歴史本特集!

公開日: 更新日:

「真実の戦国時代」渡邊大門著

 小説やTVドラマ映画などで、しばしば取り上げられる戦国時代。個性的な戦国武将が知恵と戦略の限りを尽くして生き残りを目指すこの時代に強い関心を持つ人は多いが、知っているのは脚色されたストーリーばかりで史実とはかけ離れたものだけを認識していることも少なくない。

 そこで本書は応仁・文明の乱から関ケ原の戦いまでの時代の主要なテーマを取り上げ、わかりやすく解説。戦国大名の定義に始まり、家臣、外交の在り方、数々の政策、検地などを通した村落支配、戦術、城の発達、天皇や公家の位置づけ、宗教や文化や婚姻など、単なる合戦解説にとどまらず乱世の全体像を浮かび上がらせてくれる。(柏書房 2000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」