今こそ知りたい大人のための日本の歴史本特集!

公開日: 更新日:

「真実の戦国時代」渡邊大門著

 小説やTVドラマ映画などで、しばしば取り上げられる戦国時代。個性的な戦国武将が知恵と戦略の限りを尽くして生き残りを目指すこの時代に強い関心を持つ人は多いが、知っているのは脚色されたストーリーばかりで史実とはかけ離れたものだけを認識していることも少なくない。

 そこで本書は応仁・文明の乱から関ケ原の戦いまでの時代の主要なテーマを取り上げ、わかりやすく解説。戦国大名の定義に始まり、家臣、外交の在り方、数々の政策、検地などを通した村落支配、戦術、城の発達、天皇や公家の位置づけ、宗教や文化や婚姻など、単なる合戦解説にとどまらず乱世の全体像を浮かび上がらせてくれる。(柏書房 2000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?