大量絶滅カウントダウン特集!

公開日: 更新日:

「人類が絶滅する6のシナリオ」フレッド・グテル著、夏目大訳

 頭脳を駆使してさまざまな事象をこの地球上に作り出してきた人類は、技術の進歩の結果として突然絶滅しても不思議ではない事態に追い込まれている。本書は、そんな恐ろしい状況を生み出す最悪のシナリオとして、ウイルス変異、生物の大量絶滅、気候変動、生態系のバランスの崩れ、バイオテクノロジーが生み出しかねない病原体、インターネットを駆使したサイバーテロの6つを想定。

 たとえば、サイバーテロでは、電力会社や石油会社やガス会社のライフラインや金融業界コンピューターシステムの乗っ取りなどが起これば、経済活動の80%以上が止まった状態となり、第2次世界大戦時のドイツや日本を上回る被害が出るという専門家の試算を紹介。

 最近話題のドローンの軍事利用などにも触れている。

(河出書房新社 2200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態