「私が最近弱っているのは毎日『なんとなく』食べているからかもしれない」小倉朋子著

公開日: 更新日:

 本書が教えるのは“食哲学”。食を学び生き方を整える「食輝塾」を主宰するフードプロデューサーの著者が、人生を豊かにするための食との向き合い方をつづっている。

 自分に自信が持てないという悩みがあるなら、五感を磨く食べ方の実践がお勧めだ。たとえば、毎朝サラダを食べるとき、生野菜を“よく見て”食べること。「いつも見ているけど?」と思うかもしれないが、ほとんどの人は見ているのではなく、視界に入れているだけ。野菜ひとつひとつの色の違いや濃淡、形、ツヤまでを“よく見て”食べてみよう。

 すると、視覚だけでなく味覚や触覚など五感が鋭くなり、日常生活における判断力が磨かれる。選ぶべき道が見えるようになり、自分に自信がつくはずだ。(文響社 1250円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった