「幕末維新を動かした8人の外国人」小島英記著

公開日:  更新日:

 ペリーの砲艦外交による日米和親条約の締結は、反作用として日本人のナショナリズムを覚醒させた。たちまち尊皇攘夷の嵐が吹き荒れ、幕府倒壊、明治近代国家の成立へと至った。本書は、そのペリーをはじめ、日本にかかわった外国人の視点から明治維新の実像を描き出す歴史読み物。

 幕府の抵抗と攘夷の脅迫をものともせず、類いまれなる外交手腕で日米修好通商条約の締結を成し遂げた米国初代駐日総領事ハリスや、交渉相手の幕府全権・川路聖謨に「真の豪傑」と評されたロシア使節プチャーチン、英仏蘭米の四国連合艦隊による下関砲撃を主導した英国駐日代表オールコックら、日本の歴史の歯車を加速させた外国人8人の軌跡を追う。(東洋経済新報社 1700円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    森友問題の反省ナシ…昭恵夫人が公然と野党批判の“妄言”

  2. 2

    第2の加計問題? “漁業潰し”仕掛人は規制改革のメンバー

  3. 3

    巨人マギーの報われない退団 「世代交代」とは遠い実情

  4. 4

    自画自賛が一転…“イッテQ疑惑”対応を誤った日テレの痛恨

  5. 5

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  6. 6

    呆れた安倍内閣 「徳」なし総理の下「徳」なし大臣集まる

  7. 7

    巨人のFA丸獲得は“天敵”広島対策 最強オプションの提示も

  8. 8

    巨人原監督“正捕手起用”の意向…炭谷のFA補強に西武OB警鐘

  9. 9

    原監督は明言も…巨人・岡本「来季三塁構想」の信ぴょう性

  10. 10

    巨人が"第3捕手"と"右の代打"に年俸1.5億円ずつは本当か

もっと見る