「深海でサンドイッチ」平井明日菜・上垣喜寛著

公開日: 更新日:

 有人潜水調査船「しんかい6500」を調査場所まで運び、パイロットや研究者の生活基盤にもなっている支援母船「よこすか」。本書は、乗組員たちの胃袋を満たし、深海探査を陰で支えるその「司厨部」に密着したルポルタージュ。

 調査船が深海6500メートルに達するまで2時間30分。狭い船室で一日を過ごす乗員3人の昼食として用意されるのは、司厨部が当日の朝、パンから焼いて作る特製サンドイッチだ。さらに、「しんかい」が潜航する日は作らないというカレーライスや、長崎出身の司厨長が作る絶品ちゃんぽんなど、人気メニューのエピソードから、スタッフの半生、そして海の上ならではの食材保存の知恵など、日本の船上食文化を守るよこすかの「台所」をのぞく。(こぶし書房 1800円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  2. 2

    元宝塚男役トップ明日海りおは“ポスト天海祐希”の大本命

  3. 3

    渋沢栄一の不思議 なぜ“名を冠した企業”が1社しかないのか

  4. 4

    浮上する緊急宣言「3.21全国拡大」変異株感染が各地で続々

  5. 5

    多部未華子の夢は「子育てに没頭」 ファンが案じる女優引退

  6. 6

    北川景子もハマっている「盛り塩」なぜ広まった?注意点も

  7. 7

    小池知事“菅攻撃”画策不発でブチ切れ!宣言延長も政争の具

  8. 8

    渋野はコーチと決別し遼ら助言…丸腰参戦に「最悪」の指摘

  9. 9

    小池知事「全国知事会コロナ対策会議」5回連続欠席のナゼ

  10. 10

    大河「青天を衝け」の死角 渋沢栄一の“カネと女”どう描く

もっと見る

人気キーワード