「女神」藤田宜永著

公開日: 更新日:

 しがない探偵の竹花のところに、料金着払いの荷物が届いた。差出人の山本浩信という名前に心当たりはない。開けてみるとボロボロの旅行バッグの中に、下着やTシャツに交じって千鶴という女宛ての恋文や、少女の似顔絵が入っている。

 後日、初老の男が山本の遺品を受け取りにきた。山本は大阪のあいりん地区で病死したという。うさんくさいと感じた竹花は荷物を渡さなかったが、その後、女優の立花清華が訪ねてきた。山本は彼女の父らしいというのだ。そして、寝室に隠しておいた山本のバッグが盗まれた。このバッグをきっかけに竹花は24年前の殺人事件に巻きこまれていく。

 探偵・竹花シリーズの7作目。(光文社 1900円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  2. 2

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  3. 3

    「文春訂正」でフジテレビ大はしゃぎも…今田耕司、山里亮太、カンニング竹山ら“擁護”芸能人の行きつく先

  4. 4

    魅惑のEカップ・田中みな実がまんまる“美バスト”をまたまた披露!

  5. 5

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  1. 6

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  2. 7

    “天皇”日枝久氏しか知らない「ジャニーズ圧力」「メリーの激昂電話」 フジテレビは今こそ全容解明を

  3. 8

    入社式の仰天舞台裏 コネと忖度が横行するフジの末期症状

  4. 9

    ひっそりと存在消された NHK“車上不倫”人気アナカップル

  5. 10

    《フジが反転攻勢》《どうする文春!》中居正広問題の文春記事訂正に大はしゃぎの違和感…“直取材”対象はどこにいる