「大麻解禁の真実」矢部武著

公開日: 更新日:

 日本では大麻を所持するだけで逮捕されるが、欧米では、合法化、非犯罪化が進んでいる。本書は、米国の対麻薬戦争や、日本の麻薬対策の現場をリポートしながら、両国の麻薬規制への考え方の違い、そうした規制を生み出す文化や歴史的背景を考察する。

 米国の大麻禁止法は、1930年代、禁酒法が廃止され失業の危機にさらされた連邦捜査官を救うため、政治的に制定された疑惑があるという。一方、日本では戦前、産業用途の大麻が全国的に栽培されていたが、GHQによって突然禁止された。神道になくてはならない大麻を使わせないようにしたらしい。医療用大麻の効用などを紹介しながら、遅れた日本の薬物対策の現状を指摘する。(宝島社 1300円+税)




【連載】BOOKレビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”