• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「肉筆で読む作家の手紙」青木正美著

 古書店主の著者は、作家らの書簡や原稿など多くの自筆物を収集。まずはその収集の始まりとなった島崎藤村の最晩年の手紙を取り上げる。

 昭和17年4月、71歳だった藤村が谷崎潤一郎とも交遊があった大谷嘉助という人物に宛てた手紙で、「老躯に鞭うち」最後の長編に取り掛かっている近況と、切迫した時局への憂いが書かれている。

 その他、小林多喜二に請われて彼の作品への批評をしたためた志賀直哉の手紙、のちに「日本百名山」で名を残す深田久弥が軍隊時代に改造社の編集者に送った、まるで目の前にいる人物に話しかけているかのような書信など。

 29人の手紙に、彼らの文学への思いや私生活を垣間見る文学エッセー。(本の雑誌社 2000円+税)





日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    がん患者にヤジ 自民・穴見議員に政治資金“還流”疑惑浮上

  2. 2

    ジャニーズは酒と女で破滅 元TOKIO山口、NEWS小山の次は?

  3. 3

    AKB総選挙1位でも 松井珠理奈に課せられる“ヒールの宿命”

  4. 4

    宮里藍「10年越しの結婚」秘話 世間体気にし父親も大反対

  5. 5

    夜な夜な六本木の会員制バーで繰り広げられる乱痴気騒ぎ

  6. 6

    サザン桑田が涙を流して「RCに負けた」と語った札幌の夜

  7. 7

    夫がキャディーに…横峯さくらは“内情の功”シード復活の糧

  8. 8

    元TOKIO山口達也が5億円豪邸売却へ 収入失い債務資金枯渇

  9. 9

    モリカケ潰しと国威発揚 安倍政権がほくそ笑む“W杯狂騒”

  10. 10

    パワハラ男性マネをクビに!長澤まさみの凄みは色気と男気

もっと見る