「激闘! 闇の帝王安藤昇」大下英治著

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 渋谷で三本杉一家と対立していた暴力団・安藤組組長安藤昇は、話し合いの場で射殺された組員の西原の葬儀で、西原の老母が泣き崩れるのを見て解散を決意した。解散後、安藤が書いていた自伝に目を留めた映画製作会社「第七グループ」の湯浅監督から映画化したいという申し出があった。

 安藤が「おれが見て気に入らなかったら上映させない」と言うと、監督は「どんな条件でものむ」という。承諾した安藤にさらに主役をという話が……。だが、かつて安藤組に銃撃された松竹の大株主・横井英樹が映画製作を知り、待ったをかけた。

 安藤組組長として、映画俳優として生きた安藤昇の半生を描く。(さくら舎 1600円+税)


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