「ハレのヒ食堂の朝ごはん」成田名璃子著

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 所持金30円となった27歳の深幸は、援助交際目的で見知らぬ男とホテルに入るが、寸前で恐ろしくなり逃げ出す。行く当てもなくたどり着いた吉祥寺の公園で一夜を明かした深幸は、翌朝、あまりの空腹から猫の餌に頭から突っ込んでしまう。猫に逆襲され、気を失った深幸は、猫に餌を与えていた近くの食堂の晴子と小夜に助けられる。おかゆをごちそうになったお礼に、深幸は身重の小夜に代わって配達を買って出る。配達先はホームレスのアラン会長だった。聞かずとも事情を見抜いた会長の口添えで、深幸は晴子の営む朝ごはん専門店「ハレのヒ食堂」で働き始めるが……。

 生きるのに不器用な晴子と深幸を主人公に描くハートフルストーリー。(角川春樹事務所 580円+税)

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