• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「鴨長明-自由のこころ」鈴木貞美著

投稿日:  更新日:

 東日本大震災の折、多くの人が再び「方丈記」を手にしたという。本書は、その方丈記と歌論書「無名抄」、そして仏教にまつわる伝承を編んだ「発心集」の3作を読み解きながら、著者である鴨長明の謎に包まれた実像に迫り、その世界観が現代人の心に響く理由を考察する古典読み物。

 京都・賀茂御祖神社(下鴨神社)の神職の子として生まれた鴨長明は、父方の祖母の家を継ぐため家を出て琵琶と和歌の道に進む。神職の道を早々に断念、そして継ぐはずだった祖母の家も出た鴨長明は、50歳近くになって、新古今和歌集編纂の動きの中で一躍歌人として認められる。その生い立ちまでさかのぼり、「数寄」の心や独自の仏教思想がどのように培われたのかを探る。(筑摩書房 860円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    虎最下位で金本続投白紙…後任に掛布・岡田という“断末魔”

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  3. 3

    「言論の自由がない」D.スペクターさん東京五輪狂騒に苦言

  4. 4

    ラミ監督は窮地…DeNA“横浜回帰”で浮上する次期監督の名前

  5. 5

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  6. 6

    投票の“証拠写メ”強制…沖縄知事選で自公が異常な締めつけ

  7. 7

    浮沈はサーシャに…大坂なおみ“女王君臨”への落とし穴

  8. 8

    巨人が4年連続V逸…広島をマネしたくてもできない断末魔

  9. 9

    杉田水脈議員“擁護論”の怪 「論として成立」していない

  10. 10

    貿易戦争 中国の切り札「米国債売却」で日本にシワ寄せ

もっと見る