「横須賀、基地の街を歩きつづけて」新倉裕史著

公開日: 更新日:

「日米安保」のガイドラインがどんどん拡大する中、横須賀で米軍基地の監視を続ける「非核市民宣言運動・ヨコスカ」のメンバーは2004年10月、平和船団の海上デモを行った。米軍の警備艇がヨットの前を突然横切ったため、マストを支えるワイヤが切れた。海上保安庁に電話したら当初、海難事故の賠償事件として処理されそうになったが、米軍から謝罪と弁償を引き出すという成果を挙げた。

 さらに、横須賀基地内の〈提供水域〉での行動は、陸上のデモ申請と同じで、基地監視や写真撮影なら「行事届」の提出も不要ということが判明した。「軍隊も法の支配下に」を目指す市民の活動報告。(七つ森書館 1800円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃