「スマホ断食」藤原智美氏

公開日: 更新日:

 ある日、目黒駅のホームを歩いていた著者は、信じられない光景を目にしたという。

「おじいちゃんがスマホをやりながら歩いていたんです。すると、電車を待っていた若い女性にぶつかった。そうしたら何と言ったと思いますか。女性に向かって『チキショー』と言って去っていった。スマホが暴走の引き金になっている。“スマホ歩き”ならぬ、“スマホ暴走”ですよ」

 ベストセラー「暴走老人!」の著者が、今回取り上げたのは、スマホだ。インタビュー当日は、くしくも世界を席巻しているスマホ用ゲーム「ポケモンGO」のダウンロードが、日本でも開始された日だった。

「ポケモンは街という公共空間をゲーム化しているわけです。例えば公園は、もはやポケモンを探すための装置です。遊具に乗ったり、鬼ごっこをしたりして遊ぶという機能はなくなるかもしれない。今後、日常生活や社会がスマホによって、どんどんゲーム化される可能性は高いです」

 生活も完全に乗っ取られている。老いも若きも、朝起きたらまずはLINEをチェック。学校や会社への行き帰りもLINEやゲーム、ネットサーフィンをし、家に帰ってきたらその続きだ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒