「スマホ断食」藤原智美氏

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「カップルで食事をしに来ているのに2人ともスマホをいじって会話がない、なんて光景もよく目にしますが、こんなふうに四六時中スマホを離せず、やらないと我慢できないのは、はっきりいって病気。アルコール依存症と同じ、依存症に陥っているんです。スマホ依存の怖いところは自覚がないうちに、自分の内面がどんどん奪われていくことです。人間にとって何もしないというのはすごく大事なことで、退屈なときに人は妄想をし、ときにはセクシュアルなことを頭に浮かべたりします。それによって想像力が生まれたり、精神的なリフレッシュにもなるのに、その機会を自ら捨てているわけです」

 悩みがあってもSNSに投稿すればすぐに返事が返ってくる。画面に表示された情報を読み、理解したと勘違いする。スマホによって便利になったかもしれないが、考える力や人間にとって大切な「一人の時間」が失われている、と著者は指摘する。

■週末のスマホ断食のすすめ

 思考力が奪われる事態は避けたい。だが、現代社会においてはスマホを手放すのは難しい。そこで著者が提案するのが「3日間のスマホ断食」だ。

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