「サイレント・ブレス」南杏子著

公開日: 更新日:

 大学病院の医師、水戸倫子は、大河内教授から在宅医療を行う訪問クリニックへの左遷を命じられた。

 初日最後の患者はジャーナリストの知守綾子。末期の乳がん患者で、死ぬために自宅に戻ったという。新しい抗がん剤の治験を断り、たばこもやめようとしない。綾子の自宅には、怪しげなスキンヘッドの男も出入りしている。戸惑う倫子に大河内教授は、「治る患者を治す平和な治療だけしていると、人が死ぬということを忘れがちなんだよ。治らない患者から目をそらしてはいけない」と諭す。綾子の死後、倫子の元に一冊の本が届いた。

 現役の医師が終末期医療のあり方を問う医療ミステリー。(幻冬舎 1600円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ

  2. 2

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  3. 3

    休校期間中のスペイン旅行で娘が感染 呆れた親のモラル

  4. 4

    4月からTBSアナ 野村萬斎の娘を待ち受けるお局軍団の洗礼

  5. 5

    佐藤健「恋つづ」“キュン攻め”LINE人気に見えた新たな鉱脈

  6. 6

    昭恵夫人が“桜を見る会” 花見自粛要請中に私的開催の仰天

  7. 7

    可能性のドア解放 氷川きよしは自分の性分をさらけ出す

  8. 8

    小泉今日子が「あいまいな自粛要請」で踏み切った舞台現場

  9. 9

    中小企業を襲う“コロナ倒産ドミノ” 5月GWがタイムリミット

  10. 10

    不織布マスクのストックが…正しい「使い回し方」を知る

もっと見る