「乳酸菌、宇宙へ行く」ヘルシスト編集部編

公開日: 更新日:

 腸内フローラ(腸内細菌叢)の状態がヒトの健康に大きな影響があることが分かって注目されている。数十年前までは腸内細菌は〈単なる下宿人〉だと思われていたが、ヒトの常在菌として共生関係が生まれたことが明らかになり、「人間・腸内細菌」をワンセットで論じなければ〈人間の正体〉さえ判然としないという。

 宇宙飛行士が宇宙ステーションに長期滞在する時のリスクのひとつに、免疫機能の低下がある。乳酸菌は腸内環境を改善する機能があることから、現在、JAXAとヤクルト本社が共同研究として、宇宙飛行士の免疫機能を乳酸菌が回復させる効果があるか検証している。

 最新の腸内フローラ研究をリポート。
(文藝春秋 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗