「わらべ歌に隠された古代史の闇」関裕二著

公開日: 更新日:

 古来、子どもには不思議な力が秘められていると考えられ、多くの神事でも童子・童女が大役を任されてきた。そうした神事・祭りが遊びとなって今日に伝わってきた可能性が高いと著者はいう。本書は、あの「カゴメ歌」に秘められた暗号を解読しながら、古代史の謎に迫る歴史読み物。

 民俗学者の柳田国男は、カゴメは「籠目」ではなく、鬼がしゃがんだ状態を示す「かがめ」がなまったものだと解釈。しかし、著者は竹で編んだカゴ(籠)そのものが神聖な器であり、カゴメの一言がすでに暗示であったと、その理由を解説する。竹取物語との共通性、原形とみられる地蔵遊び、千葉県野田市に伝わる発祥伝説などを検証しながら、邪馬台国など古代史の真相に迫る。(PHP研究所 740円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平成最後の欧米歴訪で総崩れ 令和外交はドン底から始まる

  2. 2

    巨人新守護神クック離脱に専門家「むしろ好機」と指摘の訳

  3. 3

    オード―リー春日は貯金7億? 10年愛実らせた“どケチ伝説”

  4. 4

    任侠山口組が組長制に 40数名が織田代表と親子盃、舎弟盃

  5. 5

    マラソン大迫傑が牙をむいた日本陸連の「本音」と「忖度」

  6. 6

    まだ“愛の巣”で生活か? ZOZO前澤社長&剛力彩芽の近況

  7. 7

    「勝利の方程式」崩壊危機…巨人が狙う“抑え助っ人”の名前

  8. 8

    「視聴率の女王」米倉涼子もビビらせた黒木華“怪演”の源泉

  9. 9

    「衆参ダブル論」は安倍首相とその周辺の思考混乱の表れ

  10. 10

    演技より気になる…長谷川京子「ミストレス」での“唇と顔”

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る