「オトコの一理」堂場瞬一著

公開日: 更新日:

 早朝、いつものコースをランニングしていた「俺」を女性ランナーが軽快に追い抜いていった。必死について行こうとするがあっという間に引き離されてしまう。公園で息を整えていると、先ほどの女性が話しかけてきた。彼女は俺が履いているシューズの話題を持ちかけてきた。俺は、ある小説に影響を受けて履き続ける愛用の「ニューバランス・M993」の悪口を言われるのではないかと身構える。(「小説から選ぶニューバランス」)

 そのほか、「ブラックベリー」のスマートフォンをはじめ、時計やシャツ、サングラス、クルマやオートバイなど。人気作家が自らの身の回りの品々へのこだわりをテーマに描くライフスタイル小説集。

 (集英社 580円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」