「だんなデス・ノート」死神著

公開日: 更新日:

 ゲス夫の「死」を願う妻たちの投稿サイト「だんなデスノート」。当の本人である夫が読めば卒倒しそうな書き込みであふれている。

「生きてんの? いますぐ止まれ おまえの心臓」と投稿したiさん。浮気を繰り返し、不倫相手とのハメ撮りを発見した日から、夫が保険金が下りるような事故か心臓まひで逝きますようにと願っている。「おまえの酒癖の悪さに30年以上泣かされている」と書き込んだtさんの夫は他人に通報されるほどの大トラ。経済力があるので子どものために我慢しているが、指一本触れられたくないと、毒を吐く。

 ほかにも「夫の歯ブラシで便座の中を掃除する」「早死にさせるために、油塩増量で高カロリー料理をせっせと出している」と復讐を告白する妻や、「仕事せず 旅に出たいと 金せびる」など川柳まで。

 夫を罵る全129本を収録した禁断の書籍化。

(宝島社 1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘