「水底の女」レイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳

公開日: 更新日:

 私立探偵のフィリップ・マーロウは香水会社の経営者、キングズリーに失踪した妻の安否確認を依頼される。湖畔のキャビンに滞在していた妻のクリスタルがいなくなり、愛人のクリスと結婚するという電報が届いた。駆け落ちかと思われたが、クリスは、クリスタルには長い間会っていないと言う。湖畔のキャビンを訪れたマーロウは、湖で女性の死体を発見する。それは、キャビンの管理人、ビルの妻、ミュリエルだった。彼女はクリスタルと同じ日に、書き置きを残して失踪していた。そして、ミュリエルそっくりのミルドレッドという女を警官が捜していたという。

 旧題「湖中の女」の村上春樹による新訳版。

(早川書房 2300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?