「生き物を殺して食べる」ルイーズ・グレイ著 宮﨑真紀訳

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 BBCや「ガーディアン」「サンデー・タイムズ」紙などで活躍するスコットランド出身の女性環境ジャーナリストが、誕生日のある日、論評だけでなく、実際に自分で殺した動物だけを食べて暮らしてみようと決心した。さっそくライフルの撃ち方を父に教わり、釣りをし、仕留めた獲物は自分で絞め、はらわたを抜き、料理して食べた。本書はその2年間の“肉食”体験で知った自然と人間とのつながりと、食肉産業の現状とをつづったルポルタージュである。

 2年間で著者が自分でとって食べた生き物は、カキ、シグナルザリガニ、ハト、リス、ウサギ、アカシカなど20種。納得できる生産者から出荷された、自分にとって快適なものだけを食べる習慣こそが、人間である証しの倫理的食肉のあり方ではないかと著者は言う。

(亜紀書房 2200円+税)


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