「房総グランオテル」越谷オサム著

公開日: 更新日:

 月ケ浦駅近くの民宿「房総グランオテル」の看板娘、夏海は高校2年生。従姉妹のハルカが休校日に泊まりにくるのを楽しみにしている。ところが、宿泊客の様子がおかしい。ひとりで来た女性客の佐藤は陰気で、自殺でもするのではないかと心配になる。実は自殺を考えているのは夜中に大声で歌をうたってひんしゅくを買った中年男の菅沼で、ピストルを隠し持っている。素泊まり2泊の自称カメラマン・田中は、半年前、月ケ浦駅で撮った一枚に写っていた美少女を捜しに来たのだが見つからない。翌日、昼食のため外出した佐藤が帰ってこないので、夏海の父と菅沼が捜しに出かけるが……。

 海辺の民宿で繰り広げられた2泊3日のドラマ。 (祥伝社 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール