「房総グランオテル」越谷オサム著

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 月ケ浦駅近くの民宿「房総グランオテル」の看板娘、夏海は高校2年生。従姉妹のハルカが休校日に泊まりにくるのを楽しみにしている。ところが、宿泊客の様子がおかしい。ひとりで来た女性客の佐藤は陰気で、自殺でもするのではないかと心配になる。実は自殺を考えているのは夜中に大声で歌をうたってひんしゅくを買った中年男の菅沼で、ピストルを隠し持っている。素泊まり2泊の自称カメラマン・田中は、半年前、月ケ浦駅で撮った一枚に写っていた美少女を捜しに来たのだが見つからない。翌日、昼食のため外出した佐藤が帰ってこないので、夏海の父と菅沼が捜しに出かけるが……。

 海辺の民宿で繰り広げられた2泊3日のドラマ。 (祥伝社 1400円+税)

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