「名画の謎解き」木村泰司著

公開日:  更新日:

 西洋美術はある一定のメッセージを伝える手段として制作されており、肖像画や静物画にも、哲学的または宗教的なメッセージが込められているものが多い。多くの現代人にとっては謎となってしまった名画に込められたそうしたメッセージを読み解く美術エッセー。

 例えば、ビーナスと息子のキューピッドがキスを交わしている場面が描かれたアーニョロ・ブロンズィーノによる16世紀の絵画「愛の寓意」。2人の周りに描かれた不思議な人物やモチーフなども読み解きながら、ビーナスとキューピッドが象徴する愛には欺瞞があることを表し、それは時が経つにつれて真理が暴かれると解釈することができると説く。

 その他、ゴッホの「星月夜」など27作品を取り上げる。(大和書房 880円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  2. 2

    五輪イメージ悪化…安倍政権が描く竹田会長追放のシナリオ

  3. 3

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  4. 4

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  5. 5

    稀勢の里“ガチンコ横綱”の限界…過信と疲労蓄積で自滅連敗

  6. 6

    統計調査不正を逆利用 安倍首相がもくろむ政権浮揚プラン

  7. 7

    仏捜査のJOC会長の長男 竹田恒泰氏“父擁護”のトンデモ発言

  8. 8

    「カープに恩義ある」引き抜きを断り続ける目利きスカウト

  9. 9

    稀勢の里引退決断 歴代最低“36勝36敗97休”の不名誉記録

  10. 10

    「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い

もっと見る