「世界で一番売れている薬」山内喜美子著

公開日: 更新日:

 世界で推定4000万人が服用しているといわれる高脂血症治療薬「スタチン製剤」。「世紀の薬」「奇跡の薬」と呼ばれる、この薬の誕生の軌跡を追った創薬ドキュメンタリー。

 1973年、製薬会社の研究所に勤務していた遠藤章博士が、青カビから世界で最初となるスタチン「ML―236B」(一般名メバスタチン)を発見。しかし、ML―236Bは臨床試験にまでこぎつけながら医薬として世に出ることはなかった。14年後、アメリカの製薬会社によって世界初のスタチン製剤が発売される。

 博士の研究人生を追いながらML―236Bがどのようにして生まれ、なぜ日本で最初に製品化されなかったのかを描きながら、新薬開発の現場と製薬・医学界の熾烈な開発競争を追う。

(小学館 820円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    厚生年金70歳以上義務化で日本は“ブラック国家”まっしぐら

  2. 2

    広瀬すずにもNHKピリピリ…朝ドラ主演の過酷さと監督事情

  3. 3

    「昭和の人間ですが」中森明菜が平成最後に綴る手紙の悲痛

  4. 4

    化粧しっかり…松嶋菜々子「なつぞら」の"雪肌"に違和感

  5. 5

    いい人アピール安倍首相“大聖堂お見舞い”プランのハタ迷惑

  6. 6

    「なつぞら」広瀬すず友達役…富田望生は“視聴率の女神”か

  7. 7

    あんだけ体重があるのに大阪桐蔭の西谷監督はフットワークが軽い

  8. 8

    パ球団トレード打診も…阪神は藤浪を“飼い殺し”にするのか

  9. 9

    杉並区議選応援で大混乱 杉田水脈議員に差別発言の“呪い”

  10. 10

    「なつぞら」高畑淳子 "テンション高め"の演技に懸念浮上

もっと見る