「北氷洋」著 高見浩訳

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 1859年4月、インドに従軍していた軍医のサムナーは、船医として捕鯨船ヴォランティア号に雇われる。船長のブラウンリーは、経歴に不釣り合いな船医の仕事に応じたサムナーに不審を抱く。一方、出港前日、町に買い物に出たサムナーは道を尋ねたこじきから船長の悪い噂を聞く。翌日、銛打ちのドラックスや1等航海士のキャヴェンディッシュら船主のバクスターが集めたくせ者ぞろいの船員を乗せ、船は北極海を目指し出港する。実は、ブラウンリーには船員たちに明かしていないバクスターとの密約があった。捕鯨が始まった直後、船底で少年給仕の惨殺体が見つかる。

 圧倒的筆力で、究極の密室空間を舞台にしたサバイバルを描く長編サスペンス。

(新潮社 790円+税)


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