「DearGIRLS」朝日新聞「Dear GIRLS」取材班編

公開日: 更新日:

 阿川佐和子は子供の頃、「結婚が最終ゴールだ」と思っていたが、たまたま声をかけられて報道の世界に入った。お茶くみには抵抗がなかったが、「女らしい視点で取材を」と言われると、「アガワとしての視点ならともかく、私は女の代表じゃないぞ」と思った。

 安冨歩東大教授は、物心がついた頃から生きているのが苦しく、いつも鉛色の空のような気分だった。

 50歳になってから女性装を始め、女性として扱われると不安が消えた。自分の中の女性性を抑圧していたことが不安の根源だったのだ。

 他に、俳優のサヘル・ローズ、タレントのりゅうちぇるら28人の、自分らしく生きるための言葉。

(朝日新聞出版 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方