「DearGIRLS」朝日新聞「Dear GIRLS」取材班編
阿川佐和子は子供の頃、「結婚が最終ゴールだ」と思っていたが、たまたま声をかけられて報道の世界に入った。お茶くみには抵抗がなかったが、「女らしい視点で取材を」と言われると、「アガワとしての視点ならともかく、私は女の代表じゃないぞ」と思った。
安冨歩東大教授は、物心がついた頃から生きているのが苦しく、いつも鉛色の空のような気分だった。
50歳になってから女性装を始め、女性として扱われると不安が消えた。自分の中の女性性を抑圧していたことが不安の根源だったのだ。
他に、俳優のサヘル・ローズ、タレントのりゅうちぇるら28人の、自分らしく生きるための言葉。
(朝日新聞出版 1000円+税)