「道草料理術」大海勝子著

公開日: 更新日:

 忙しい現代人は、往々にして「気が付けば季節が変わっていた」ということが多い。季節の移ろいや濃密な野菜の香りを楽しむには、身近な道草食がお勧めだ。

 四谷から東宮御所までは除草剤を使わないので道草の宝庫。春になればヨモギやツクシ、フキノトウとなんでも日だまりいっぱいに顔を出すという。

 畑の雑草として嫌われているアカザは、優れた栄養のため江戸時代にはよく栽培されていた野菜。

 あるとき、著者は調理に挑戦。若葉を摘んでもみ洗いし、茹でてゴマ油で和え、ナムルをつくる。果たして味はホウレンソウを100倍タフにした感じで、食べるごとに気力がみなぎった。

 東京で季節の道草料理教室を開く著者が、道草で採取できる野草とその思い出、野草を使った料理をレシピ&写真と共に紹介する。 (晶文社 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る