「野草をおいしく食べる本」大海淳著

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 野生の食草には、野菜が栽培化される過程で失った「その植物が本来持っている風味やクセ味」がある。日本人はこれを「アク味」「キド味」「エグ味」などと呼んで楽しんできた。この「クセ味」の正体はたいていポリフェノール類で、抗酸化作用を持っているので、ほどよく抜いて調理して食べるとよい。

 例えば、春、土手などで見られるタンポポはサラダや天ぷら、和え物、おひたしなどいろいろな料理に使える。ノビルは煎り煮した豚肉と辛子酢味噌和えにすると、総菜にも酒のつまみにもぴったり。

 ただし、中にはニリンソウとトリカブトのように、そっくりだが毒性のあるものもあるので要注意。山野草の見分け方、食べ方、効能を紹介した役に立つ一冊。

(スタンダーズ・プレス1500円+税)

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