「俺は内田裕也、スクリーン上のロックンロール」内田裕也著

公開日: 更新日:

 内田裕也が俳優として本格的にデビューしたのは、曽根中生監督の「不連続殺人事件」だった。脚本家の荒井晴彦と斎藤博が、坂口安吾原作の映画に出てほしいと内田に頼んだ。「誰に断られて俺のとこ、来たんだ?」と、断られた相手全員の名を尋ねると、小林旭、若山富三郎、中村吉右衛門だと答える。そして「これはマズい。根本から発想を変えなきゃいけない」と考え、内田裕也しかいない!! ということになった。

「俺、芝居なんてやったことないし、下手クソだぞ」と言ったら「実はもう、クランクインしてるんです」。

 ロケ地の新潟に行ったら、みんな旅館で雑魚寝、弁当は握り飯と豚汁だけの貧乏な現場だった。内田裕也のインタビューによる出演映画の記録。

(キネマ旬報社 2200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る