「同窓会に行けない症候群」鈴木信行著
かつて同窓会といえば、多くの人がこぞって参加していたものだが、平成30年間で、参加状況が大きく様変わりしているという。50代を中心に「大勢が集まる同窓会には参加したくない」と考える人が増えているのだ。理由の多くに挙がるのは「自分に自信がないから」というもの。経済環境の変化によって、特に仕事で成功を収めることが難しくなり、たとえば「会社で出世しなかった」「起業に失敗した」「『好き』を仕事にできなかった」などで自信が持てず、足が遠のいてしまっているのだ。
そんな同窓会に行けないそれぞれの事情を企業・社会構造の変化分析と共に考察。同時に「小学校時代にモテた男子」「大企業に入社した人」などの人生の末路にも迫る。
(日経BP社 1400円+税)