「暴走する検察 歪んだ正義と日本の劣化」神保哲生、宮台真司ほか著

公開日: 更新日:

 ロッキード事件に見るように、検察は総理大臣を逮捕できるという威信とプライドを保ってきた。ところが、黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題が起き、検察トップの人事権を内閣が掌握することで、検察が政権に隷属するしかないような体制になる可能性が生まれた。

 検察と政権のせめぎ合いの結果、政権が敗北。現在、日本の検察には強大な権力が集中しすぎていることが問題視されている。検察は公訴権を独占しているため、有罪にできそうな事件だけを起訴することができることから、検察が事実上、裁判所の役割も果たしている。

 ゴーンの海外逃亡問題で明らかになった「人質司法」など、検察問題を神保、宮台氏らが対談で追及する。

(光文社 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離